いつまでもキレイなお肌でいたいものです。
お肌がキレイだと見た目年齢がグッと若くなります。
できるものなら、いつでも若々しく見られたいものですよね。
緑茶には美肌をつくるスゴイ効果があります。
『緑茶を飲むと本当に美肌になるの?』
『緑茶のどの成分が美容効果をもたらすのか?』
今回は緑茶と美容についてやってきましょう!!
【緑茶と美容】美肌をつくるお茶のビタミンC!!カテキンの効果が肌を守る!!緑茶の美肌・美容効果を徹底解説!!
肌の老化原因
人の体は老化していきますが、肌も例外ではありません。
肌の老化原因の80%が紫外線だと考えられています。シミもそうです。
紫外線にあたると皮膚の基底部にあるメラノサイトでメラニン色素が作られます。
これがシミを作り出すもとになるのですが、ただし、メラニン色素は有害な紫外線を吸収しDNAを守るという大事な役目もしています。
メラニン色素は皮膚の表面の表皮にまで押し上げられ、最終的に剥がれ落ちます。
ところが過剰に作られたり沈着して、剥がれ落ちなかったりしたときに表皮に残ることでシミができます。
紫外線を浴び過ぎると、その度合いが高まります。
ビタミンCのシミ予防効果
一度できてしまったシミをなくすのは容易ではありません。
しかし、できないように予防することは可能です。
その働きを担っているのがビタミンCです。
ビタミンCはメラニン色素の沈着を抑えてくれますから、シミができにくくなります。
またビタミンCが肌にとって何より大切なのは、コラーゲンの生成を促進するという大きな働きを持つためです。
コラーゲンの役割
コラーゲンは体のたんぱく質の3分の1を占める重要なもので、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役目を担い、体の骨組を作り、組織や臓器を支えています。
骨、軟骨、腱、皮膚、血管、歯などの体の至るところに含まれ、骨に至っては乾燥重量の半分を占めるほどです。
コラーゲンが作られなくなると結合組織が弱くなり、細胞と細胞が離れやすくなり、その結果、血管に隙間ができて血がにじみ出すようになります。
最初に歯ぐきから始まり、そのうち鼻血や血尿などが出たりします。
ひどいと壊血病になることもあります。
肌に大事なコラーゲンの生成をビタミンCが促す
コラーゲンが肌にとって重要なのは、肌の真皮を作っている中心成分がコラーゲンだからです。
肌は一番外側から表皮、真皮、皮下組織で成り立っているのですが、肌の本体は真皮といえます。
その真皮を作っているのがコラーゲンで、ビタミンCはその生成を促します。
言い換えればビタミンCをたっぷりとっていれば、コラーゲンは十分に作られ真皮は良い状態を保ちます。
それだけ弾力のある肌を維持できます。
反対に不足していると、肌は弾力を失い、シワやたるみへとつながります。
ビタミンCが豊富な緑茶
緑茶はこのビタミンCを豊富に含んでいます。
湯に溶け出やすく、濃いめに入れると茶碗1杯につき約2mgを摂取できます。
毎日お茶を飲むことで、ハリとツヤのある肌を維持することができるのです。
美味しく飲むだけで肌にいいのですから、緑茶は美肌の最高の味方になります。
緑茶カテキンが活性酸素を抑える
また、緑茶には抗酸化物質が豊富で、とくにカテキンが肌トラブルのおもな原因である紫外線から生じる活性酸素に対抗してくれます。
肌の健康を保つ意味でも、この点はたいへん重要です。
活性酸素とは、ほかの物質と結びついて菌を追い出したり、細胞や遺伝子を攻撃する過激な酸素で、一方、抗酸化物質はSODとも呼ばれ、活性酸素を抑えて老化を防ぐ酵素です。
緑茶カテキンはSODと同じように、活性酸素を抑えるはたらきを持つことが分かっています。
美容の大敵『活性酸素』
体内で発生する活性酸素は殺菌力が強く、細菌などが体内に入ってくると白血球がこれを作りだして細菌を体外に追い出してくれますが、活性酸素は過剰に発生すると細胞を酸化して、体に異常を発生させます。
その代表的な例が過酸化脂質です。
活性酸素が体内の脂質にとりつくと、過酸化脂質をつくります。
これが悪玉脂肪の代表のような存在で、血管内にべっとりと貼りついて血液の流れを滞らせてしまうのです。
血流が悪くなると血管が詰まり、高血圧や心臓病、脳卒中の原因となってしまいます。
血液がさらさらと流れなくなると、美容面にも悪影響を及ぼします。
各細胞への栄養の運搬がうまくいかなくなり、肌はうるおいをなくし、シワやたるみを作ります。
また、紫外線が皮膚に当たると日焼けやシミができますが、それも活性酸素が発生したために皮膚のメラニン色素が酸化されて起こる現象なのです。
さらに染色体や遺伝子の核であるDNAを活性酸素が傷つけて突然変異を起こしやすくし、発がんを誘発することがわかっています。
活性酸素を撃退する緑茶カテキンこそ若返りの素
活性酸素は体の免疫機能のためになくてはならないものです。
しかし、余分な活性酸素は60兆個といわれる人間の細胞をものすごい勢いで破壊し、老化させ、さまざまな病気を引き起こします。
もともと私達の体の中には、余分な活性酸素を退治してくれる抗酸化物質であるSODが存在しているのですが、加齢とともにその量は低下してきます。
いつまでも若々しく健康でいるためには、SODの量を増やして活性酸素を適量の範囲内に抑えることが大切です。
そのためには抗酸化力をもつ成分を食物からとって、体内で不足しているSODを補足してあげることが必要不可欠になります。
ビタミンの抗酸化力
抗酸化力をもつ栄養素として知られているのが、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEです。
とくにビタミンEの抗酸化力はたいへん優れていて、脂溶性のため、脂質での活性酸素を消去し、過酸化脂質ができるのを防いでくれます。
このように過酸化脂質を防ぐビタミンEは、血管を丈夫に保つためには欠かせない成分です。
人は血管とともに老いるといわれますから、ビタミンEが若返りのビタミンといわれるのもそこに理由があります。
このビタミンEのはたらきをさらに強化するのがビタミンCです。
ビタミンCはそれ自体でも発がん性物質を除去し、活性酸素を消去しますが、過酸化酸素をやっつけたあとのビタミンEを再生もしてくれるのです。
ビタミンが豊富な緑茶
緑茶にはこれらのビタミンCとビタミンE、ビタミンA(βカロテン)が豊富に含まれていて、特筆すべきは緑茶カテキンがすぐれた抗酸化物質であるということです。
緑茶カテキンの主成分であるエピガロカテキンガレートにはビタミンEの20倍の抗酸化力をもつことが明らかになっています。
緑茶の栄養についてはこちら

カテキンの強力な抗酸化力
静岡県立短期大学部の小國伊太郎教授は、緑茶に含まれる4種類のカテキンやビタミンE、食品添加物として使われる抗酸化剤BHAをそれぞれ個別にラードに混ぜて、酸化の度合いを測定しました。
すると4種類の緑茶カテキンには、ビタミンEや抗酸化剤BHAよりもはるかに強い抗酸化力が認められたのです。
さらにその後の植物油を使った実験で、4種類のカテキンのなかでも、エピガロカテキンガレートに突出した抗酸化力があることがわかりました。
緑茶1杯に含まれるカテキンの抗酸化力は、なんとラード10キログラム近くの酸化を抑えられるのです。
いくつかの化粧品会社が緑茶のこうした作用に着目し、緑茶エキス配合の洗顔料を発売しています。
抗酸化力が強いエピガロカテキンガレートをはじめカテキン類はすべて水溶性ですので、お茶を飲めば自然にとることができます。
緑茶には肌をつくるコラーゲンの生成を促すと同時に、その抗酸化作用で肌を健康な状態に保つ力があります。
お茶を飲むことは若返りの手段なのです。
緑茶を飲んで体の中から美しくなりましょう。
美容、美肌にために、毎日たくさん緑茶を飲みましょう。
まとめ
・緑茶に含まれるビタミンCはメラニン色素の沈着を抑え、シミを予防する
・ビタミンCは肌に大切なコラーゲンの生成を促進する働きがある
・緑茶に含まれるカテキンが美容の大敵である活性酸素を撃退してくれる
・緑茶には抗酸化力の強いビタミンが豊富に含まれている
・緑茶カテキンの抗酸化力は強力である
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