現代では生活習慣病が深刻な問題となっています。
今や生活習慣病で亡くなる人は日本人の3分の2にのぼります。
個人としても、国家としても生活習慣病の対策に乗り出すことが喫緊の課題です。
生活習慣病とは食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症・進行に関与する症患群です。
生活習慣病には肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症、ガンなどがあります。
結論から言いますと、緑茶は生活習慣病すべてに効きます!
生活習慣病を防ぐには、生活全般を見直し、特に食生活を改善することが重要です。
緑茶には生活習慣病を防ぐ成分が数多く含まれ、生活習慣病を予防・改善できることがわかっています。
私たちの体が老化し、病気になるのは突き詰めると酸化していくからです。
緑茶が生活習慣病を中心とした、あらゆる病気や疾患に効くのは、緑茶のもつ体の酸化を防ぐ効果、つまり抗酸化作用があるからです。
この抗酸化作用があるからこそ、私達は健康でいられるのです。
『緑茶の効果にはどんなものがあるか?』
『緑茶の効果はどんな病気に効くのか?』
『緑茶の抗酸化作用は病気に対してどう効くのか?』
今回は緑茶の効果についてやっていきましょう!
【緑茶の効果】体の酸化を防ぐお茶!カテキンの効果で病気知らずに!?緑茶の効果・効能をまとめて解説!!
緑茶の抗酸化作用
緑茶の健康パワーには目を見張るものがあります。
さまざまな効果がありますが、突出しているのは抗酸化作用です。
緑茶のもつキーワードであるこの抗酸化作用があらゆる病気や疾患から私たち体を守ってくれます。
抗酸化作用とは一言でいえば、細胞がさび付くのを防ぐ力です。
人が健康で生きていられる理由の1つは、細胞が正常な状態を保っているからです。
活性酸素などが原因で細胞が錆びつくと、そこからさまざまな病気が発症します。
緑茶には細胞の酸化を防ぐ物質がいろいろと入っていて、効果を発揮します。
活性酸素とは?
活性酸素とは、その名から想像のつく通り、酸素と密接な関係があります。
酸素は人間にとってなくてはならないもので、これがないと人は生きていけません。
また食べものを体内で変える大切な役目もします。
しかし、これほど重要な酸素であっても、増えすぎると体に悪い作用をする物質に変わることがあります。
それが活性酸素です。
吸った酸素の2%は活性酸素になる!?
吸った酸素のうち約2%が体内で活性酸素に変化します。
2%と言うと大した量に思えないかもしれませんが、その影響は計り知れないほど大きいです。
活性酸素を生み出す原因としては、ストレス、環境汚染、紫外線、放射線、喫煙、運動不足、食生活の乱れなどが挙げられます。
活性酸素が諸悪の根源
活性酸素が恐いのは、細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸を酸化させ、有害な過酸化脂質を作り出し、細胞や組織を破壊するからです。
酸化とはすなわち、細胞を錆びつかせることです。
その結果、体の老化現象となって現れ、皮膚にはシワやシミが増え、血管がもろくなり、運動機能や内臓機能も衰えて、いろいろな病気を発症させます。
ガンと活性酸素
例として、ガンについて考えてみましょう。
ガンの原因の90%は活性酸素であると言われています。
活性酸素によって作り出される過酸化脂質が発ガンを促し、遺伝子のDNAを傷つけてしまうことでガンは起きます。
DNAはすべての遺伝情報を持つ、人の体にとってはもっとも重要なものです。
DNAが傷つけられると、その箇所が少ない時はポリメラーゼというDNA合成酵素が傷ついた箇所を切除し、残りをつなぎ合わせて修復するのですが、多すぎるとその作業が追い付かず、正常な細胞までがコントロールを失い異常に増え始めてしまいます。
その顕著なものがガン細胞の増殖です。
活性酸素の働きを抑えるSOD
このような活性酸素に対しては、酸化を防ぐ、つまり抗酸化物質をいかに多く体内に蓄えているかが鍵となります。
人の体にはもともと活性酸素の働きを抑えるSODと呼ばれる酵素が備わっていて、普段はその働きによって人の健康が保たれます。
ところが、先のような要因が加わると、それだけでは防ぎきれなくなって、活性酸素を大量に作り出してしまうのです。
SODに代わる緑茶の抗酸化作用
ガンにかからないためには、活性酸素を大量に生み出さない生活を心がけることです。
そのうえで、DNAを傷つける活性酸素を不活性型に変えることです。
それには、抗酸化作用を高め、細胞が酸化するのを防ぐことです。
抗酸化物質にはSODの他、食事からとるビタミンE,C、βカロテン、ポリフェノールなどがあり、なかでも注目を集めているのが、ポリフェノールの1種であるカテキンです。
緑茶の持つ抗酸化パワーは、まさにカテキンにあると言っても過言ではありません。
活性酸素の中でも、一番酸化力の強いヒドロキシラジカルを消去するほどで、飛びぬけ抗酸化力をもつのがカテキンなのです。
緑茶の効果
諸悪の根源である活性酸素による酸化を抑えることが生活習慣病を中心とする病気を防ぐことためには必要です。
そして、その抗酸化作用を緑茶が持っているのです。
緑茶に含まれるカテキンが強力な抗酸化作用を持つために、その効果を存分に受けることで健康でいられるのです。
そして、この緑茶の飛びぬけた効果である抗酸化作用が、私達の体をあらゆる病気から守ってくれます。
具体的に緑茶の効果がどのような病気に効くのか見てみましょう。
・ガン予防と改善…発ガンとガン細胞の増殖を防ぐ
・高血圧予防と改善…血圧上昇を抑える
・糖尿病予防と改善…血糖値の上昇を抑える

緑茶には、体内の余分な脂肪を体外に排出してくれますので、血管の健康、体の健康にも大きく貢献します。
・コレステロールを正常に保つ…高脂血症、血栓症を防ぎ血液をサラサラに
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす
・肝臓を守る…脂肪肝や胆石を防ぐ

・肥満を防ぎ、健康的にやせる…脂肪の蓄積を防ぎ、脂肪を燃焼させる

また、緑茶に含まれるカテキンには吸着性があります。
この吸着性により、ウィルスや細菌を撃退する効果があります。
・花粉症などのアレルギーを防止する…アレルギーを抑え、炎症を緩和する

・虫歯、口臭の予防…殺菌力で虫歯菌、口臭の原因となる細菌をシャットアウト

・食中毒を防止…強力な殺菌効果で食中毒や細菌の感染を防ぐ

・インフルエンザの予防…インフルエンザウィルスを撃退する

・美肌・美容効果…シミを防ぎ、コラーゲンの生成を促し、強い肌をつくる

緑茶の3大成分として、カテキン、テアニン、カフェインがあります。
これらがあるから、緑茶の効果が際立ちます。
心を落ち着けたり、脳を覚醒させたり、生活を豊かにしてくれる効果があります。
・3大成分の効果…緑茶に含まれるカテキン、テアニン、カフェインの効果
また、緑茶にはビタミン、ミネラルが豊富にふくまれています。
実に多様な成分が含まれており、さまざまな効能があります。
・ビタミン、ミネラルの効果…緑茶に含まれるビタミン、ミネラルの効果

まとめ
小さな茶碗の中に、これほど多くのパワーが秘められています。
毎日緑茶を飲んでいると風邪一つひかないという話しをよく聞きますが、緑茶について知れば知るほど、あながちオーバーな表現ではないことがわかります。
緑茶の効果は計り知れないのです。
緑茶が万能の妙薬と言われるのは、これだけの効果があるからです。
毎日緑茶を飲むことで、誰もが恐れる病気を防止し、健康でいられるのです。
これほど簡単で楽なことはないでしょう。
みなさん、お茶をたくさん飲みましょう。
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